■ 第十回 茶畑編 インドの旅 Assam U

前回のディブルガルの町に続いて、今回はアッサム州の州都であるGUWAHATI(ゴハティ)の町を紹介します。この町は東インドアッサムで一番大きな町です。

サハラ航空という名前の飛行機会社のS2-112(14:10発 DIBRUGARH−GUWAHATI 15:10 着)で飛行時間2時間でアッサムの中を移動しました。

アッサムは紅茶の産地としてはインド最大級で今は850の茶園があるそうです。

たまたま私がいつも気に入って選ぶアッサムの茶園がすべて偶然Upper Assamと呼ばれるDIBRUGARH周辺の茶園が多いので、アッサムTではこのエリアを紹介しました。

もうひとつアッサムで訪れた町がこのGUWAHATIの町です。

ここもブラマプトラ河の向こうに、たくさんの茶園があります。では町の様子を紹介したいと思います。

この町では茶園を尋ねる時間がなくオークションセンターに立ち寄るためにトランジットしただけなので茶園の写真は残念ながらありません。



夕刻の町のチャイ屋さん

到着後、夕刻はあまり遠くに出かけないほうが良いと友人から聞き、ホテルの近くの露天の市場やアーケードのような商店街をお買い物して歩きました。

アッサム独特の綿織物やアッサム独特の民族衣装の店があり特にこの町の真ん中にある通りは問屋街だとガイドさんから教えてもらい、見て廻ることにしました。

野菜やフルーツの露天の店の中にこのチャイ屋さんがありました。

作り方をビデオに収めたくて一生懸命テープを回していると同行の友人が「ちょっと、後ろを見てください!」と声をかけてくれました。

思わず振り返ると後ろはすごい人だかり。。。。皆さんビデオに写りたくて大騒ぎ、おじさんを冷やかしながらいろいろ掛け声をかけていました。

前回、ダージリンで早朝タイガーヒルから朝日が昇るのを見に行ったときも朝日を見ないで私のビデオの中に写るご来光をみて感激している多くのインドの方を思い出しました。  このときもビデオ撮影を始めたらあっという間に黒山の人だかり。ビデオのおかげで色々な国の方と親しくなりますよ!このチャイは3回ほど大きく沸騰させて漉し布を広げ溜まった茶葉を布をしっかり絞りお茶のエキスをしっかり出していました。



センターの前の道路
次の朝、ゴハティにあるオークションセンターに見学させていただけるというので車で出かけました。

ちょうど車から降りると後ろから2頭の象がアスファルトの道路を連なって歩いています。

思わずメランジェのシンボルマークの象なのでお出迎え下さる人を玄関で待たしたまま象の写真を取ってしまいました。

スリランカも同じですが少し郊外などでいまだに象が乗り物の代わりや、トラックの変わりに運搬などに使われています。

昔の土の路でないのでかわいそうに思ってしまいます。アスファルトは足に優しくないですものね!!



ゴハティ・ティ オークション センター
  アッサム地方のお茶はすべてここ「ゴハティ・ティ オークション センター」でオークションされています。

今まで、スリランカのコロンボのティ・オークションセンターにいったり、カルカッタのセンターに行きましたがここは大変大きな会場で、特に最新式のコンピューターのオークションができる設備が設置されていました。

私たちは4月5日(月)に行きましたが、今年の春一番のアッサムのオークションの初日と言うことで、前の壇上の壁に2004年 オークションの始まりの文字が書かれていました。

思ったよりスリランカと違い春茶のオークションが遅いので驚きました。



ゆったりと流れるプラマプトラ河

町の直ぐ近くに大変大きな河が流れています。プラマプトラ河です。

この河は、前回紹介した大きな魚がすんでいる川でインドの河では一番大きな河だそうです。

この豊かな流れが雨季になると大変水かさが増え大変なことになるらしい。

いまは穏やかな河の流れなので遊覧船がたくさん出ていて雨季の状態が話で聞いても創造ができませんでした。

ヒマラヤ山脈から豊かな水を運んでき、多くのミネラルを河口に運び込み肥大なアッサム紅茶の味を作っています。

自然は偉大ですね!



町の中の牛乳屋さん
早朝の町でこんな風景を見つけました。

朝、朝食にミルクたっぷりのチャイを飲みます。そのため街角にたくさんのチャイ屋さんが忙しそうに店を開いています。

そのチャイ屋さんにこの牛乳屋さんは販売しています。

とても繁盛していました。新鮮なミルクが量り売り。。。日本ではお目にかかれませんね!



大人気のチャイ屋さん
この店の周りは多くの人が群がっていました。

この鍋のサイズから見ても繁盛店のようです。

このチャイ屋さんのおじさんに特別に私たち用にひと鍋スパイスをたっぷり使って作ってもらいました。

ここでもまた職業病がでて、ビデオで作り方を撮影をさせていただきました。

それを見学する人があまりにも多く、アッサム警察のおまわりさんが何事かと除きに来ました。何か言われるかと心配でそわそわしていたら、逆に通行人の交通整理をしてくれて、親切に私の撮影が終わるまで側で見守ってくれました。

ここのチャイは本当においしかったですよ!

この店は私たちのビデオが関係なく人が廻りにいて、出来上がると一鍋分が直ぐに無くなります。大繁盛店でした。

思わずガイドのポールさんが一日に使う茶葉の量を聞き、牛乳の使用量、砂糖の消費量を聞き始めました。

驚くことにイタリアのローマなどのカフェの朝エスプレッソの量どころでなく、いかにインドの人が良くお茶を飲むかと感心してしまいました。



大流行のチャイ屋さんのお手伝い!
この店のお客さんが飲んだグラスを洗う子供が働いていました。

トルコや新疆ウイグル、それぞれの国の店の前にもこんな小さな子供が働いています。

ここで仕事を覚え、また大きくなったら自分の鍋をもってチャイ屋を始めるのでしょうかね!!

よく働いていましたよ!

朝短い時間だけアスファルトの道の端に水道が出ます。そのせいか黙々と一生懸命グラスを急ぎで洗っていました。



暇そうなチャイ屋さん
ちょっと曲がっただけの所に暇そうなお店がありました。

それぞれテクニックがあるのか同じようなチャイに見えてもそれぞれ顧客があるのか近くに合ってもこんなに暇そうなお店もありましたよ!

どこの国も消費者は良く知っていますね!

繁盛店の前は黒山の人だかり!!

ここの味は飲んでいませんが見せてもらったスパイスの品質もあまり関心できませんでした。



チャイ用の片手鍋
こんな形の深めの銅製の片手鍋のようなものでチャイを作っています。

薬缶のような物を使っていたり、繁盛店のおじさんのように寸胴型の鍋で作る場合もあります。

本当に自由にお茶を作っています。

スパイスもカルダモンだけのところや黒胡椒を入れるところ、ジンジャーを叩き潰して入れるところ、あと日本では手に入りにくい珍しいのが、テーチパタと呼ばれている、肉桂科の木の葉っぱですがインターネットで調べるとインドベイリーフと書かれています。

これをいれて風味や薬効を足したりもしていました。

ミルクも牛乳100%もあれば、半分粉ミルクを使うときもあり、このような組み合わせと茶葉の選び方で一軒ずつ味が変わるのでしょうね!



Tej Pattar(Cassia Leaf)
この叔父さんは天秤棒でインドベイリーフを売って歩いています。

ちょうどホテルの前だったの思わず呼び止めて買ってしまいました。

乾燥したものも売っていますが生を自分で採れる田舎の方かこのように町で行商をしていました。


アッサムのこと一杯書きたいですがなかなかダージリンに行き着かないうちに記憶が怪しいのでこれでアッサムの話はこれくらいにして、次回はダージリンの茶園の話を書きますね!



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